MIX / MASTER BUS
ミックス全体の変化を確認する
マスターバスの先頭と末尾に挿して、EQ、コンプレッション、リミッティングを通す前と後の測定値を比べます。再生しながら、選んだLUFS-MまたはLUFS-S、True Peak、Crestの変化を確認できます。
Kirin Hypha / 無料・オープンソース
WHAT IT DOES
Hyphaは、DAWのプラグインチェーンに通す前と後で、測定値がどう変わったかを表示するプラグインです。音を聴きながら、数値の変化を確認できます。
PREをチェーンの先頭、POSTを末尾に挿します。再生すると、PREには処理前の測定値、POSTには処理の前後でどれだけ変わったかが表示されます。Hyphaが音声を加工したり、音量を変えたりすることはありません。
HOW TO USE / WATCH MODE
Watch modeは無料で使えます。Kirin OS、アカウント、クラウド接続は必要ありません。
マスターまたは測りたいバスで、処理プラグインより前にPREを挿し、名前を付けます。
処理プラグインの後にPOSTを挿します。PAIR欄の右にある▼を開き、Pair choicesで先ほど名前を付けたPREを選びます。「PAIR ●」と表示されたら接続完了です。
音を聴きながら、M(400 msのMomentary)とS(3秒のShort-term)を切り替え、PREの測定値とPOSTに表示される変化を確認します。
CPU LOAD
Hyphaは処理が軽く、セッションに挿したまま、再生中のPRE / POSTを測定できます。DAWのCPUメーターでは、通常0〜1%程度が目安です。表示は、使用するDAW、sample rate、buffer size、同時に動かすペア数によって変わります。
NUMBERS AND UNITS
PREには処理前の測定値が表示されます。POSTには、処理の前後でどれだけ変わったかが表示されます。POSTのΔは「POST − PRE」です。プラスは値が上がったこと、マイナスは下がったことを表します。音を聴きながら、そのときの数値を確認できます。
その時点で測った数値
同じペアの処理前後の差
MAXは次の再生を始めるとリセットされます
WATCH MODE
RECORD MODE
Record時の6セルには、選択したLUFS-M/S、PSR、セッション全体の最大True Peak、Integrated Loudness、Crest、Sharpnessを表示します。N(Zwicker loudness、ISO 532-1)は引き続き計測し、Kirin OS向けの記録にも保存しますが、DAW上の表示セルには出しません。NとSharpnessは、左右チャンネルをまとめた信号から算出します。
WHERE TO USE IT
MIX / MASTER BUS
マスターバスの先頭と末尾に挿して、EQ、コンプレッション、リミッティングを通す前と後の測定値を比べます。再生しながら、選んだLUFS-MまたはLUFS-S、True Peak、Crestの変化を確認できます。
個別の BUS
drums、vocals、musicなど、確認したいバスごとにPREとPOSTを置けます。1つのプロジェクトで最大12ペアまで使えます。ミックス全体とは分けて、それぞれの変化を確認できます。
BOUNCE / EXPORT
PAIR済みのPOSTでALL KEEPを選び、記録の準備をしてからオフラインバウンスします。準備したPRE / POSTのペアが、1回のバウンス記録にまとまります。
WITH KIRIN OS / RECORD MODE
Kirin OSをお持ちの場合は、POSTのKeepを押してから再生またはバウンスします。Keepを解除するまでは、DAWの再生を止めてもIntegrated Loudnessとセッション全体の最大True Peakの集計が続きます。HyphaのStopを押すと、PREとPOSTが一組の測定記録として保存されます。
Stop後も、最後のRecord表示はそのまま残ります。次に再生すると、新しいWatchの測定値が表示された時点でWatch表示へ戻ります。Watch modeを使うだけなら、Kirin OSは必要ありません。
MULTIPLE PAIRS / OFFLINE BOUNCE
すべてPAIRする各POSTの▼から対応するPREを選び、「PAIR ●」を確認します。
ALL KEEPいずれかのPOSTで▼を開き、「All Keep: N ready POSTs」を選びます。「Ready to bounce」が出たら準備完了です。
バウンスするDAWでoffline bounceまたはexportを始めます。準備したペアが、1回分の記録にまとまります。
ALL STOPバウンス後もRecordが続いている場合は、▼から「All Stop: active POSTs」を選び、すべてのペアの記録を終了します。DAWによってはバウンス終了時に自動でStopします。
TRUE PEAK SELF-CHECK / 2026.07.07
既知のTrue Peakテスト信号を測定し、Hyphaの測定値を期待値と比較しました。
自己検証の許容範囲は ±0.100 dBTP です。第三者認証ではありません。コマンド、commit、全測定値は下の「True Peak 自己検証」から確認できます。
macOS 12+ (VST3 + Audio Unit) · Windows 10/11 (VST3)
無料のWatch modeでは、音を聴きながら処理前後の測定値を確認できます。
測定結果を曲ごとに保存する場合は、Kirin OSのRecord modeで記録できます。