Kirin Hypha / 無料・オープンソース

See the signal. Touch nothing.

WHAT IT DOES

音を聴きながら、
処理の前後を比べる。

Hyphaは、DAWのプラグインチェーンに通す前と後で、測定値がどう変わったかを表示するプラグインです。音を聴きながら、数値の変化を確認できます。

PREをチェーンの先頭、POSTを末尾に挿します。再生すると、PREには処理前の測定値、POSTには処理の前後でどれだけ変わったかが表示されます。Hyphaが音声を加工したり、音量を変えたりすることはありません。

HOW TO USE / WATCH MODE

PREで処理前を測り、POSTで変化を確認する。

Watch modeは無料で使えます。Kirin OS、アカウント、クラウド接続は必要ありません。

33 SEC / PREとPOSTをPAIR — PREを挿して「Drum」と名付け、POSTのPair choicesで「Drum」を選びます。音声は、動画を再生したときだけ流れます。
01 / PRE 処理前 絶対値を表示
PROCESSING CHAIN EQ / COMP / LIMITER 普段使っているプラグイン
02 / POST 処理後 PREとの差分を表示
  1. 01

    PREを先頭に挿す

    マスターまたは測りたいバスで、処理プラグインより前にPREを挿し、名前を付けます。

  2. 02

    POSTを末尾に挿してPAIRする

    処理プラグインの後にPOSTを挿します。PAIR欄の右にある▼を開き、Pair choicesで先ほど名前を付けたPREを選びます。「PAIR ●」と表示されたら接続完了です。

  3. 03

    再生して数値を確認する

    音を聴きながら、M(400 msのMomentary)とS(3秒のShort-term)を切り替え、PREの測定値とPOSTに表示される変化を確認します。

Mは400 msのMomentary、Sは3秒のShort-termです。PREはMとSそれぞれについて、1回の再生中のMAXを保持します。POSTにも、選んだMまたはSの差が表示されます。

CPU LOAD

セッションに挿したまま、
測定を続ける。

Hyphaは処理が軽く、セッションに挿したまま、再生中のPRE / POSTを測定できます。DAWのCPUメーターでは、通常0〜1%程度が目安です。表示は、使用するDAW、sample rate、buffer size、同時に動かすペア数によって変わります。

DAW CPU METER / 通常時の目安
0–1%
PROCESS METHOD / 内部の合格基準
< 0.1%

NUMBERS AND UNITS

数値と単位の読み方。

PREには処理前の測定値が表示されます。POSTには、処理の前後でどれだけ変わったかが表示されます。POSTのΔは「POST − PRE」です。プラスは値が上がったこと、マイナスは下がったことを表します。音を聴きながら、そのときの数値を確認できます。

PRE絶対値

その時点で測った数値

POST ΔPOST − PRE

同じペアの処理前後の差

CURRENT / MAX現在値 / 1回の再生中の最大値

MAXは次の再生を始めるとリセットされます

WATCH MODE

まず見るのは、この3つ。

LUFS-M / LUFS-SLUFS / Δ LU
直近400 msのMomentary loudnessと、3秒間のShort-term loudnessを切り替えられます。PREの値はLUFS、PREからPOSTへの変化はΔ LUで表示します。MとSはそれぞれ、1回の再生中のMAXを保持します。
例  −14.2 LUFS / Δ +1.0 LU
True PeakdBTP / Δ dB
サンプル間に生じるピークも含め、音声信号のピーク値をdBTPで表示します。CURRENTは直近400 ms、MAXは1回の再生中でもっとも高かった値です。
例  −1.0 dBTP / Δ +0.3 dB
CrestdB / Δ dB
直近400 msについて、ピークと平均的な音量の差を表示します。PREとPOSTを並べると、処理の前後で値がどれだけ変わったかを確認できます。

RECORD MODE

Keepすると、1回の再生を記録できます。

PSRdB / Δ dB
PSRは、ピークとloudnessの差です。直近400 msのsample peakから、3秒間のShort-term Loudnessを引いた値を記録します。
Integrated (I)LUFS
現在のKeepセッション全体のloudnessです。同じKeepが続いている間は、DAWのtransportを停止しても集計を維持します。
Sharpnessacum / Δ acum
高域が耳にどれくらい鋭く感じられるかを、acumで表します。DIN 45692に基づく音響心理指標です。

Record時の6セルには、選択したLUFS-M/S、PSR、セッション全体の最大True Peak、Integrated Loudness、Crest、Sharpnessを表示します。N(Zwicker loudness、ISO 532-1)は引き続き計測し、Kirin OS向けの記録にも保存しますが、DAW上の表示セルには出しません。NとSharpnessは、左右チャンネルをまとめた信号から算出します。

WHERE TO USE IT

音を聴きながら、数値も確認する。

MIX / MASTER BUS

ミックス全体の変化を確認する

マスターバスの先頭と末尾に挿して、EQ、コンプレッション、リミッティングを通す前と後の測定値を比べます。再生しながら、選んだLUFS-MまたはLUFS-S、True Peak、Crestの変化を確認できます。

個別の BUS

ドラムやボーカルを個別に確認する

drums、vocals、musicなど、確認したいバスごとにPREとPOSTを置けます。1つのプロジェクトで最大12ペアまで使えます。ミックス全体とは分けて、それぞれの変化を確認できます。

BOUNCE / EXPORT

バウンスの測定をまとめて残す

PAIR済みのPOSTでALL KEEPを選び、記録の準備をしてからオフラインバウンスします。準備したPRE / POSTのペアが、1回のバウンス記録にまとまります。

WITH KIRIN OS / RECORD MODE

Keepで、1回の再生を記録する。

Kirin OSをお持ちの場合は、POSTのKeepを押してから再生またはバウンスします。Keepを解除するまでは、DAWの再生を止めてもIntegrated Loudnessとセッション全体の最大True Peakの集計が続きます。HyphaのStopを押すと、PREとPOSTが一組の測定記録として保存されます。

Stop後も、最後のRecord表示はそのまま残ります。次に再生すると、新しいWatchの測定値が表示された時点でWatch表示へ戻ります。Watch modeを使うだけなら、Kirin OSは必要ありません。

MULTIPLE PAIRS / OFFLINE BOUNCE

複数のペアを、一度に記録する。

  1. 01

    すべてPAIRする各POSTの▼から対応するPREを選び、「PAIR ●」を確認します。

  2. 02

    ALL KEEPいずれかのPOSTで▼を開き、「All Keep: N ready POSTs」を選びます。「Ready to bounce」が出たら準備完了です。

  3. 03

    バウンスするDAWでoffline bounceまたはexportを始めます。準備したペアが、1回分の記録にまとまります。

  4. 04

    ALL STOPバウンス後もRecordが続いている場合は、▼から「All Stop: active POSTs」を選び、すべてのペアの記録を終了します。DAWによってはバウンス終了時に自動でStopします。

Kirin OSに保存される記録を見る →
Keepを押すとPOSTがWatchからRecordに切り替わります。「Ready to bounce」と表示されたあと、再生またはバウンスを始めると測定値の記録が始まります。

TRUE PEAK SELF-CHECK / 2026.07.07

5つの信号で測定結果を確認

既知のTrue Peakテスト信号を測定し、Hyphaの測定値を期待値と比較しました。

許容範囲内の信号
5 / 5
997 Hz / 4位相の誤差
+0.005 dB
11.76 kHzの誤差
+0.060 dB

自己検証の許容範囲は ±0.100 dBTP です。第三者認証ではありません。コマンド、commit、全測定値は下の「True Peak 自己検証」から確認できます。

macOS 12+ (VST3 + Audio Unit) · Windows 10/11 (VST3)

無料のWatch modeでは、音を聴きながら処理前後の測定値を確認できます。
測定結果を曲ごとに保存する場合は、Kirin OSのRecord modeで記録できます。

Kirin OS について →